年の瀬の30日
一昨年亡くなった姉の家より
甥っ子達が
車で数十冊の楽譜を運んでくれました
本当は1番必要だった楽譜が
入ってなかったのですが・・・shock
それでも
片づけるのに夢中で
数えていませんが
30~50冊位はあったかと思います
これから私の生徒が
学ぶのに適当な
シューベルト
メンデルスゾーン
ベートーベンのソナタ
バッハインベンション・平均律・イギリス&フランス組曲
ショパン・シューマン・シューベルト・リストその他
ロシアの作曲家の数々・・・きりがありません
姉が持って行った楽譜が
また 私の処に戻ってきました
同じ楽譜が2冊又は3冊とあります
姉が学んだ楽譜であり そして私も使った楽譜であり
今と違って 気軽に1曲だけダウンロード!
なんて できない時代でしたから
たった1曲弾くために 全集の楽譜を購入しました
練習している曲のほかに
どんな曲が入ってるんだろう?
これも弾いてみたいなあ・・
わくわくしながら 楽譜をめくって
いろいろな曲を弾いていました
中学生以上の年になると
新曲を与えられるたびに
楽譜とそれに見合った
演奏家のレコード(これも時代ですね)を買いましたので
親の経済的負担も
大変だったろうなあ
と今にして思います
でも 一生懸命やっていることについて
お金が大変! などという言葉を
(実際には大変だったのですが)
一言も言わずに
協力してくれた両親でしたので
姉と私は夢中で1台のピアノを
争うように取りっこで練習していました
そんな事を思い出しながら
楽譜を棚にしまい
涙をたくさん流して(´;ω;`)
思い出に浸っていました
殆ど寝ずに整理をした翌朝
大晦日のレッスンでは
朝一番の生徒が
「あれ 先生なんか増えたね!」
と気づいたようです
触っただけでボロボロになる黄ばんだ楽譜
買っただけでケースに入って使われなかった楽譜(楽譜はケースがついていたのです!)
いろいろありますが
クラシックは再現芸術なので
当時の注意事項は 今も生きていて
それは世界共通のこと
これからも レッスン中に時々
昔の楽譜を確認しながら
新しい事もたくさん取り入れていきたいと思います
資源も大切にしないといけない時代です
紙の楽譜から
近い将来は iPadや電子機器での
楽譜へと移行されるでしょう
形は変われど
楽譜に書いてある内容は同じです
作曲家のメッセージが
たくさん こめてある楽譜は
見れば見るほど
新しい事に気づき 奥が深いです