川崎市高津区の柏木静子ピアノ教室は溝の口、武蔵小杉、登戸、自由が丘、二子玉川からのアクセスも便利です
逗子市久木のピアノ教室 逗子・鎌倉・戸塚・大船からのアクセスも便利です

教室の出来事  吠えない奇跡の犬 ジャック🐶➀


皆様、長い年月ジャックが大変お世話になりました。

吠えない奇跡の犬・ジャック君

最後だけは、今まで吠えなかった長い年月の分をたくさん吠えてくれました。

ご機嫌が良くて吠えたり、楽しくてワンワンと叫ぶのではなく、ほとんどの場合に、

ただただ悲痛の叫びだったと感じています。

「シニア犬の介護」・・・動物にどこまでのことをしてあげるのか・・・

どなたも悩むことであり、家族で介護をなさっている方々も

きっと同じように大変な思いをなさっていること思います。

 

人よりもできることは少なくて、お世話をすることが多い分、愛おしく思い、それを失うことで

喪失感も味わい「ペットロス」という言葉を私も実感いたしました。

 

 

 

ジャックのことは自分の記録に残しておきたいので少しまとめておきます

お時間のある時でもゆっくり読んでくだされば幸いです。

 

 

色彩豊かなお花・メッセージ・果物やお菓子など数々のお弔いをありがとうございました

こんなにいっぱい! ジャック🐶は本当に幸せ者です

 

 

8月31日(木)の朝 7:45頃 フルムーンの日に天国に旅立ちました。

14歳と3か月でした。

得意のつんでれ顔 🌺12歳の冬

 

教室の皆様には本当に可愛がっていただきましたことを

心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。

「ジャックがいるから」「ワンちゃんがかわいいから」という理由で教室に入った生徒も

多いと思います。「教室のアイドル」でした。

 

私は幼い頃に近所の秋田犬に噛まれた経験があります。

それ以後は犬を見ると怖がっていたので

両親は、私が自分で家庭を持ってから犬を飼うことに本当に驚いていました。

 

夢見が崎動物公園のすぐ下に住んでいた時に

我が家にペットが来ました。2001年頃です。

メスのパグ犬2匹 さくら&クララです。

さくら&クララ(生後2~3か月)

 

当時医療系の仕事で両親の介護もあって多忙を極めていた私。

土日祝日も子連れ出勤をしていた私を見た職場の看護師長が、

娘達にご自身の犬が数匹出産した際に、我が家にパグちゃんを連れてきてくださいました。

娘は1人1匹ずつバグをあてがわれ、我が家はにぎやか!大混乱?になりました。

特に幼い次女は「学校行かない!ワンちゃんといる!」と駄々をこねるほど

可愛がっていました。

確か本当に学校に行かなかったこともあったと覚えております。

次女とさくら

 

さくらとクララはあまり長生きできず10歳までは生きることができませんでした。

クララが発作のある犬で先に死んでしまい、すぐに後を追うようにサクラも亡くなりました

「ちゃんと飼うことができなかった」という後悔が私たちには残りました。

亡骸は悲しい思い出としていつも心の中の残像にあり、すぐに次の犬を飼う気持ちには

なれませんでした。

そして・・・・いろいろな経過があって!

2009年 生後2か月のジャックが我が家に

やってきました❣

 

(ジャック 生後2か月)

娘達も成長してしっかりと面倒を見てくれました

 

パグとは全く性格も正反対

見た目も違う犬

雪のように白くて

毛はふわふわで柔らかく

すべてがやさしくてソフト

一人で黙々と遊び

まったくワン!とも吠えたことのない

静かで人間の大好きな性格

愛情深くて見た目も可愛くて・・・ただただ本当に愛らしかった💕

ところが

我が家にきて数日でなんと2階から1階に階段をゴロゴロと転落する大事件!

不幸中の幸い、外傷も何もなかっのたですが

動物病院としっかりと連携を取って

通院や検査は欠かさずきっちりと!

メディカルケアをするようになりました

特に長女はパグの苦い思い出もあり、生後間もないジャックの面倒をよく見てくれました。

 

父が亡くなり住居も高津区へリハウスしました。

 

 

留学生やお世話になったトリマーさん

 

 

転居して一緒に過ごした母も数年後には亡なくなり

20数年の長い長い介護が終わりました。

 

長女も次女も高校卒業後にそれぞれ留学・・・

我が家はその後は常に・誰かが不在・家族全員が揃うことが殆どないバラバラ一家

でも外から留学生やいろいろな人が常に出入りして、何かしら賑やかな家ではありました

色々な人にも懐いて、皆から可愛がられて愛されていたジャックでした

いたずら盛り❣ 走り回ってました!

 

 

東日本大震災の日もたった一人でお家でお留守番をしていました!

さすがにこの日は心配で心配で・・・つぶされて死んでいるかも・・・ 不安がよぎりましたが

我が家は全く無事でした。家に帰った時に、それは不安そうな目で私を待っていたあの表情は今も忘れません

大地震はジャックでもきっと大変な経験だったのです

 

8歳・9歳頃まではジャックもまだまだ元気。

「青空と空気がきれい」な久地の町で

ジャックとのお散歩もいつもお天気で気持ち良かったです

近所の畑で作った路地野菜を買いに行くのも楽しみでした

体格も少しがっちりしてました

 

100円ローソンまでお買い物・いつも外で待っていてくれた・・

 

 

10歳を過ぎたある日、自宅で心臓の発作があってキャバリアの持病である心臓病となり内薬を開始

夜は必ず誰かと添い寝するようになりました

「ジャックもそろそろ何かあるかも・・・という私の言葉に」家族も何かにつけて集まるようになりました

ジャックは家族の絆を大切につないでくれる存在です

12歳・13歳のバースデーは家族でお祝い

まだまだとっても元気に家の中を走り回っていました

13歳のバースデー 少し背骨が曲がり始めました

 

13歳のバースデー つんでれ顔

 

13歳を過ぎるとお座りをしているときに、ちょこんと腰を横に曲げて座るようになりました

まっすぐには座れない様子が目立つようになりました。

そしてある日、夜中に一緒に寝ていると

発作のようにとてもハアハアと苦しむことがあり、検査で獣医師から腰椎・胸椎・脊椎

すべてが骨がボロボロで部分的に骨折している状態、近い将来に歩けなくなるでしょうと言われました。

 

本当に驚きました。全身がボロボロなのに痛いも何も泣くこともせず普通に生活していたのです。

同時にジャックの痛みに気づかなかった自分のふがいなさと後悔の思いがいっぱい!

確かにあまり走らず歩くことが多くなりました。

それでも泣くことはなく、いつもレッスン中はキッチンで大人しく辛抱強く待っているのです

草木が好きで、ついお顔を近づけすぎてしまいます

 

 

トリミング後の記念撮影 さっぱり!

 

コロナとなり、数年間は家族で共に過ごしました

コロナの頃は人間の生活も大変でしたので、ジャックはどうしていたかといっても

毎月の検査や薬に気をつけて過ごしてきたように思います。

 

コロナも落ち着いてきた2022年

13歳の夏が過ぎた頃から、歩行がまっすぐに進まず曲がって歩くようになりました。

 

年齢のせいか好みが少し強くなってきました

散歩もお買い物ついで行く私の時は楽しくなくて

大好きな獣医さんのクリニックへ行く道と次女とのお散歩(好きなところへ行ける)が楽しみとなりました。

ピアノの下の窓越しのカーテンの下が大好きで

道を歩く人に笑顔を送っていました。

天気の良い時は、日向ぼっこをするために窓越しまで行くのですが

その後に座ることが本当に大変で、

座るために何度も何度も座りなおして、ひざを曲げて座ることが本当にしんどそうになりました。

それでも吠えることはなくて静かに穏やかに我慢をしているようです。

 

転倒が心配で、家中にカーペットを張るようになりました

去年2022年のハロウィンの発表会では、娘達がホールと家を交代で往復して様子を見ています。

発表会が終わりコロナも落ち着いて、やっと旅行に行ける頃には・・・

大分全体的に老犬になってきていました。

 

最初で最後かも知れないけれど、ドッグホテルに旅行しました。

千葉のドギーズアイランドはとっても良く歩き、よく食べました。

こんなに喜ぶのなら、またお泊りで行きましょう!家族で次なる目標ができました

たくさん食べたよー バースデーじゃないけどバースデーディナーを注文

 

快晴の海ほたる

 

 

楽しかった千葉のドギーズアイランド

帰路に寄った「海ほたる」 空の青さとジャックの気持ちよさそうな様子

私はあの光景を一生忘れないと思います

 

 

2022年 クリスマスの頃はまだ自宅を歩いていました

クリスマスの飾り付け一緒に楽しみました

Instagramにも動画を投稿しております

 

 

留学生のお見送り タクシー待ち

 

トリミング終わっていつもの記念撮影

13歳とは見えない童顔?

 

2023年 1月 

元旦は堰神社まで自力で歩いていました 初詣

 

とにかく日中は窓辺で寝て過ごすことが多くなりました

 

犬もシニア犬になると人間と同じように老眼になり、白内障も発症します。

ジャックも老眼と白内障も始まっていたのでしょう、家の柱や壁にぶつかるようになりました

一番ショックだったのは、散歩中に電信柱の匂いを嗅ごうとしてゴン!っと顔面を強打したことです。

あまりにも突然の出来事で、私も事前に予防できなかったのです

ですが獣医師さんに後からしっかりと怒られました。

「ちゃんとジャックの動きを見てぶつからないようにコントロールしないとだめでしょ!」

反省・・・すみません・・・としか言いようがありませんでした

 

 

 

そんな折、家の中でもショックな出来事が起きました。

玄関から落下してしまったのです。

土曜日は午前中に小さなお子様が多いので、できる限り娘は午後の勤務にして

ジャックは2階で過ごすのですが、この日は朝から仕事でジャックも朝から1階で過ごしていました

ジャックを見て、一人で来ていた生徒が教室のドアも玄関のドアも全て開けたまま家に戻ったようです。

空いたままのドアから廊下に出たジャックはそのまま玄関の石の上に落下していました。

横に倒れたまま、バタバタしてしまったので玄関の石で顔面や眼球をこすりつけて

傷つけてしまったようです。その時は私も気が付かずとにかく1日レッスンをしなくてはならず、

ジャックを抱きかかえておりましたが、翌日には異変に気が付きました。

瞼の神経を損傷したのではないかと思います。

 

 

 

生まれて13年目にして

夕方、空腹になる頃に「クーン、クーン」と泣くようになりました

生まれて初めての鳴き声といっても良いくらいです。

悲しそうにクゥ~ンと泣くので生徒さんも「ジャックが泣いてます」と教えてくださるようになりました。

待つことに我慢ができなくなったのです

そして、自力で立ち上がることが難しくなり

人間の手を借りてお尻を持って立つと、それから歩き始めることが多くなりました。

 

抱っこひもを購入して時々使うようになりました

だんだんキッチンにいるだけですぐに泣くようになり

レッスン中も抱っこしたり、私の見える場所で過ごすようになりました。

私のところに移動しようとして転んで泣くことが増えてきました。

長い外出が難しくなりました。

 

家族で勤務時間を変えて誰かがジャックを見るようにとにかく協力・・とはいっても

仕事なのでそうも言ってられません

特に午後から夕方は私一人で見ながらレッスンをしているので

転倒やけがの心配があってレッスン中も両方に神経を使うようになりました。

逗子教室に行く日は都内に住む長女がきてくれたり

コンクールの付き添いなど長時間の仕事で外出する時は

どうにかこうにか家族の応援でやりくりしていました

転倒が心配で、家に置いておけなくなり、何度も久木会館まで連れて行こうかな、、

会館の人に相談してみようか?と悩みに悩みました

 

仕事が終わってから、夜に手伝いに来てくれた長女と駅までお見送り

 

 

2月

夜間に立ち上がって歩きたがり、転ぶ・歩く・転ぶを繰り返すようになりました

人間が寝ている間に自力でできないのに立ち上がろうとしてしまいます

認知症の始まりです

0時頃から始まり朝の7時頃まで続きます

 

 

3月

さらに夜間の動きがひどくなりました

0時になると目つきが変わり完全に別人格のジャックがはじまります

加えて、夜間に失禁をして泣く事がはじまりました

それを起因にだっこしてもなかなか泣き止まない

泣きがだんだん強くなりギャン泣きになって治まらなくなります

夜間は防音室で抱っこして過ごすようになりました

ジャックにとって防音室が心地よい場所では無くなってきました。

さらに日中も失禁が増えて、家中のいたるところでおもらしするようになりました

汚れると嫌で、ギャン泣きしてレッスン中の私を呼んで(防音室なので聞こえなこともある)

立ち上がれず転ぶ=顔面を打つ=転ぶ=泣く

 

レッスン後も

自分の練習・事務仕事など全くできなくなりました

ジャックを小脇に抱えながらの作業です

 

 

津田山霊園まで サクラの花見も抱っこひもで・・

もうそろそろ歩けなさそう! という私の一声で家族で集合!

ドッグカフェ+お花見の企画

 

良く食べたね~ キッシュ&ピラフ&ビーフその他いろいろ!

 

津田山霊園でお花見 よろよろ歩くジャック君

来年は来れるのかな~

 

心配は尽きないけれど、私達はとにかく笑顔で!

 

4月

転倒して右眼球が陥没。右目失明の危機です。

5月2日獣医師によるインフォームドコンセプトです

年内まで生きられるかどうか

この夏を乗り越えられるかどうか

右目はこのまま失明するかもしれない

身体も寝たきりになる

食欲がなくなったら覚悟してほしい

 

恐れていたことですが、やはりそうなってしまいました。

 

続きは②で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


©2015 柏木静子ピアノ教室 スタジオK
久地教室、逗子教室