テレビの「さんま御殿」という番組にユーチューバーの 「ていん」さん（保育士）が番組に出演し
習い事で一番やらせたい またはやらせた方が良いのはピアノ ・・・
（私は見ていないのでわかりませんが）というような発言をされたようです
ＹｏｕＴｕｂｅｒの方は 本当に世の中に大きな影響を与えるようになりましたね
ところで年長のお子さんですが
今年に入り、今までよりも少し厳しくレッスンしてほしいうことで
ご希望がありました
私は本人の様子を見ていてまだ早いのでないかと思うところもありました
家庭の状況の変化もあり、ピアノレッスン中の本人の様子を見て・・です
私は年長の時期になると 本人の様子を見てからですが「そろそろ小学生になるから〇〇しようね」
という声かけをしていきます
何を見てそういうかというと、私の場合は子供が自分の行動をコントロールできているかということです
例えば「見るだけよ」といっても すぐに周りにある目の付いたものを手で触ってしまったり
または私よりも先にサッと手に取ろうとしたり
レッスン中に、じっと座っていられない・・
目についたものがあると、すぐにそちらに椅子から降りて行ってしまう
そのような場合は、いくら元気で良くできるお子さんでも
まだ行動に（体と気持ち）がコントロールできていないので
レッスンの内容を厳しくしてもあまり意味がありません
ピアノはいろいろな動作を一度に自分をコントロールしながら行うものです
ピアノレッスン中にいろいろな事に気がついてしまうお子さんの場合は
レッスン中の注意が行儀面であったり、手の形ばかりになってしまいます
しかし このことは 逆に言えば
「好奇心が旺盛で何事もにも積極的に取り組む自主性のある子ども」
ということにもなります・・・つまりこの年齢の特徴でもあります
私はレッスンの中で 子供がコントロールできるようになった頃
つまり 私の言うことを聞こうとする姿勢が見えたころに（私との関係性が構築できたとき）
少しづつ注文をつけていきます
もちろんピアノレッスンを進めていく上での注文です
一般的な事ではありますが
６歳～８歳
規則正しい生活習慣・基礎体力・達成感・責任感・思考力・清潔感
自主性・表現力・読解力・観察力
様々な目に見えない学力が伸びる時期です
目に見える学力＝学力・点数
目に見えない学力＝思考力・表現力・想像力・集中力
目に見える学力は塾のエキスパートにお任せしましょう
目に見えない学力はピアノのレッスンを通してたくさんのことができるようになります
そのために厳しくすることは やぶさかではありませんが
そのような場合には レッスンの場だけにしていただきたいです
良くあることですが、熱心なご両親であればあるほど
家庭での練習も私と同じように厳しくなってしまうということがあります。
私と同じように、家でも厳しくしてしまうと多くの場合は逆効果になります
この点は本当に気を付けていきたいところです
「なんでちゃんとやらないの？」
「なんで先生の言ったとおりにできないの？」
もしも毎日のお家の練習でそのような言葉をご両親から言われ続けたら
まだまだ幼児の年齢でへこんでしまいます
この年代はご両親に認めてもらいたいのです＝できたという達成感や成功体験を増やす時期です
むしろ、私が厳しいときは家ではぐっとこらえてみていただき
後でラインなどで 様子を送ってくださると嬉しいです
できていても いなくても
お家で練習する意欲や 上手に弾けるようになる楽しみを失わないように
厳しくするには要注意の時期でもあります
大切な年齢の年長さんの時期 本当に目に見えて素晴らしい一番最初の成長期ですから。
そして私の教室に通っている生徒は 皆、レッスンは精一杯 一生懸命に
やっていると思います