「うちの子はレッスンの練習は10分だけ、好きな曲はいくらでも弾いてるんです」
と困ったようにお話しされているお母さまがいらっしゃいます
よくある質問だと思います
いわゆる「遊び弾き」のことですね
私は高校生の頃でも 暇さえあれば 「遊び弾き」をしていました
好きな曲を(ちっとも弾けてないのに、一部分だけカッコつけて真似して)弾いたり
「いいなあ あと何年したら○○さんみたいに弾けるようになるのかな?」とか
自分が弾けているような気分になってぐちゃぐちゃに弾いてみたり
空想の世界で映画音楽やテレビドラマのタイトルを弾いて
どんどん曲をつなげていったり
伴奏をアレンジしたり・・・・
それはそれは延々と・・・・遊んでいました
これ、始めると時間を忘れて楽しいんですね!
今でいう妄想の時間ですね(^^♪
↑ 妄想中 気分は 名ピアニスト ♪
でも、遊び弾きは是非やらせてください
私の伴奏力・アレンジ力・などはその時の遊び弾きから養われたものだと思っています
もっとたくさんジャズやポップスなど遊んで弾けば良かったなあ と思う程です
一流のピアニストに聞いても
結構自由に遊び弾きを経験している方が多いです
好きな曲でも 右手のメロディだけをたどたどしく弾きながらも
自分で左手の伴奏を きれいなコードを考えて弾いていく・・・
あれやこれや 考えながら曲をひとつの作品として仕上げているわけです
こういう力が自然と後々に個々の力になります
そして自由に弾くことが
その人のゆとりや豊かな音楽性を育てるとても大切な要素になります
もしかしたら すごい編曲者になれるかも??
ですから、遊び弾きをする時間も 大切です
もちろんレッスンの練習もしてくださいね
妄想の時間だけだと ご両親に「これ、ちゃんと練習しなさい!」と
怒られますよ~