ピアノは大好き!
最初は発表会とか楽しくてレッスンもワクワクしていた
でも2年3年と継続してくると毎日の練習が・・・
多くのご両親の悩みごと→ 毎日、自分からなかなか練習しない
私も、数十年前によく言われた言葉です
当時のことはよく覚えていません
でも、ちょうど3年生くらいの頃だったと思います
我が家は3人兄弟で
友達が集まる場所でした
だから、ピアノは好き
でも練習は嫌いじゃないけれど、友達と遊びたい、テレビが見たい
やらなくちゃいけないのは知っている、でも明日にしよう
そんな事で、毎日練習しないで、よく怒られていたと思います
ですが やはり5年生頃になってコンクールなどに
エントリーさせてもらうようになってからは
「上手になりたい、予選を通過したい」そんな気持ちが芽生えてからは
かなり頑張りはじめたと思います
さて、
こちらの例は、練習をしないのではなく
働くご両親の環境のなかで
一人でお家で練習していくようになった
3年生のAちゃんの話です
保育園の年長さんから入会されました
最初は24時間のお仕事をされているご両親の都合もあり
お家でのレッスンに伺いました
とても賢くてワークブックも
どんどん進みました
ところが小学校に入り、毎日の放課後の生活を
いろいろな習い事を始めるようになって
学校 →学童→ くもん週に2日、運動系週に3日、ピアノ週に1日
等々、日数はいろいろ途中で変更されていましたが
とにかく放課後の時間をどうにかしないといけないと
なってからは
殆ど自宅での
練習をする時間がとれなくなりました
レッスンの度に一緒に
読譜をしている状況となりました
私もいろいろと手を変え品を変え
本人が楽しく継続できるように工夫をこらした
レッスンをしていました
一人で自宅でお留守番をしていても
やはり1年生では難しかったと思います
無理もないですね
また、お家でのレッスンでは
ものすごく甘えがでてきていしまいます
本人は、お母様の前では怒られたくない(これは当たり前ですよね)
私も注意し難いです
ある日、夏休みのリハーサルで
教室で子供たちが集まり、ゲームをして遊びました
日ごろとは違う、活発で、負けず嫌いのAちゃんの姿を見ることができました
おうちのレッスンでは静かにお嬢様で、はいはい!となっていたのです
この姿を見て、2年生からは
思い切ってお教室に通うレッスンに切り替えました
Aちゃんの場合は お父様が送迎に協力してくださり
教室でのレッスンに切り替えてからは
みるみる変化しました
レッスン時間に本当に集中できるようになりました
次にステップを受けることを進めました
2年生でステップに挑戦し
それがきっかけとなり
3年生でもお家でご両親がいなくても
毎日練習するようになりました
結果として、ステップでは去年は基礎2でしたが
今年は応用1に挑戦できるようになり
かなりステップアップしました
3年生でお家の人がいなくても
ちゃんと一人で留守番している間に
練習をするようになったAちゃん
3年生ではこのようにできるのは
かなり早いほうだと思います
きっかけはステップで合格証をもらえたことです
そしてご両親が、わたくしの提案を理解して頂き
ご協力して下さったことです
それが何よりの一番良かったことだと思っています
子供は何がきっかけになるかわかりません
ですから、必ずどの子さんも
自分で練習するようになりますので
(小6までは声をかけてくださいね)
長い目で見守ってあげて頂きたいと思います
次回はなぜ自ら練習しないかについて
考えていきたいと思います