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#教室の出来事     吠えない奇跡の犬ジャック🐶②


獣医から寿命を告げられたジャックと、この後をどのように過ごしていくか

 

「今、こうして普通に過ごしているのに、いなくなっちゃうのかと思うと、急に気持ちが寂しくて

悲しくなって泣けてきちゃう。」

そんな気持ちになってしまいますが、それを娘とも共有しました。

愛情を持って可愛がってる相手が、もうすぐ喪失するのではないかという不安や恐怖は

どのようにしていけば乗り越えられるのでしょうか

 

悔いのないようにやっていくしかありませんが、そんな事はできる訳もありません

ともかくも記録をとるようにしました。

実質は次女と私が2人で介護をするのです。でも二人で一緒に協力はできない。

交代で一人づつ孤独にやっていかないといけない・・

沢山の薬の確認・排泄の記録・食事の記録・睡眠時間・身体状況

とにかく24時間を一人で交代でやっていくので、いわゆる介護記録が頼りのメッセージとなります。

そこにこのような私の決意というか思いを書きました。

 

★ 5月17日 14歳のバースデーを皆で楽しくお祝いできるように!

★ 夏を超える

★ クリスマスを一緒に迎える🎄

 

家族にも伝えました

「ママの好きにしていいよ」

「覚悟を持ってジャックと共に生きるよ」

Living With Jack

 

 

まずは車いすの作成です

車いすのポチ さん

ジャックを連れていくのに遠出は無理なので近いところを探しましたが、

工房が相模原の奥にあって・・ちょっと遠かったです

🚙車内でギャン泣きしてあばれるジャック

高速道路を運転している時は、正直もう無理だから引き返そうと思いました

でも、工房に着いて、他のお客様も品川ナンバーの車が置いてあったり・・

ああ、皆さんも遠くからきて、同じ苦労をなさっているんだ・・と同じような思いをされている方

がいると思うと頑張るエネルギーとなります。

車いすのポチさん

きさくな社長さんでした。 介護ホテルやシニア犬専門の医療機関

いろいろな情報を教えてくださって泣くほど嬉しかったです。

まずは介護犬のお世話で苦労をなさっている方は、皆様同じような思いをされていること

知りました。 → 「これで家族が、少しは眠れる・・・」

 

ジャックもお気に入り!

ず~っと乗って歩いていたい!

きっと一人で歩けている気分なのでしょう

夜中に起きだして転んでは泣く・・という悲惨な毎日がこれで少し解消されました

 

 

最初の目標 やっとここまできました

5月17日 14歳のバースデーです

この日 次女は朝から熱と吐き気で、本当に超ご機嫌ななめ!

ジャックも目を治療中で殆ど見えていないのですが・・

ともかく皆で集合して

二子玉川のドッグカフェで・・・ お祝いしました!

ジャックは ごきげんで ご馳走をたくさん食べました

     

ドッグエリア店内を散歩

 

午後からはレッスンなので生徒たちと再び一緒にお祝い→ありがとう!

 

犬用のケーキ!

あっという間に食べました❣ 

お腹いっぱい💕 疲れてカーペットで💤

幸せいっぱいのバースデーでした

皆様に感謝 💕💕💕

 

 

 

動物眼科専門医への通院

→患者さんの秘密保持のため掲載できませんが

世田谷区内の動物眼科専門医に通院を開始

通院まで、道が混むので車内で暴れるジャック🐶

移動式のハウスを購入しました

 

本当に一人で運転して連れていくのも大変です

どこへ行っても「お一人で連れてきたのですか! お手伝いはいらっしゃらないの?」

と驚かれてしまいます。それができれば苦労しません・・

 

1日5~6回の点眼と内服

そして開いたままの瞼を絶対にこすらないように!

 

絶対に転ばせたり顔をすったりできない日々→不可能なのだけど・・

転倒防止用として クッションはダイソーでもネットでもありとあらゆる所から購入

クッションの数も種類も後々もっと増えていきます

 

点眼1日5~6回はけっこう忙しい~・・・

おもらしも増えてきたので、毎日朝から5~6回は洗濯機を回します

 

2か月後の 7月3日

「うん、目の潰瘍は大分よくなってきたよ。白内障はあるけれど失明は避けられた。

少しは見えてるよ」🙌🙌🙌

 

やっとの思いで視力が回復してきました!

7月は 安定している間に

横浜のシニア犬専門のディサービス・ホテル

都内のデイサービス

県内のシニア犬専門の鍼灸治療など

考えられる場所は全て・・連れて行って面接とカウンセリング

月に1回ぐらいはゆっくり寝たい 家族の休養が必要

そして

11月の発表会を無事に開催できるように

ジャック君を預かってもらって元気で過ごせるように・・ 

・・です

 

日中の問題は少しづつ解決していきますが

夜間の認知症によるジャン泣きは相変わらず大変で

安定剤を内服しても1時間くらいで起きてしまいます

 

安定剤のいろいろな副作用を心配して

なかなか量を増やすタイミングが難しい

すっと寝てくれる時もあれば

うまくいかずに一晩中苦しがって泣いていることもある

良くて1時間寝ては起きて・・何か口にして

また1時間寝ては起きて・・・また何か飲んで

暑さと不眠で自分達の体力が持ちません

安定剤の効果は

なかなかうまく改善できなかった

 

 

 

体を横にすると痛みがあって泣いてしまうので

ネットで見つけたリラクッション

この姿勢ならば、辛くないようだ

天の助け! これで時々1~2時間寝てくれるようになりました

 

 

7月 酷暑・・・

我が家の合言葉は

「サー!! 今日もジャックの薬代とおむつ代をかせいでくるよ~」

おもらしが多くなって、2日に1回はオムツの買い出し

そしてシニア牛乳も必需品

1日5~10回の洗濯が → 10回以上回すようになりました。

洗剤の量がものすごい必要!

 

 

目は順調に回復し、日中は暴走するぐらいに車いすで良く歩き、良く食べるようになりました

夜の睡眠については相変わらず難しい状態で苦労しています。

安定剤の効果が日によってまちまち。元気になった分として

それどころか、すぐにリラクッションから降りようとして

体をゆすってクッションをゆすり、転げ落ちるようになりました。

 

 

4月~7月までは 教室としてもイベントがいろいろございました

ピティナピアノステップ 逗子と川崎で 合計4回

ピティナピアノコンペティションへの参加

その他受験生のオープンクラスやレッスン

新規生徒も入り、教室は満室のキャンセル待ちの状態

詩織先生の産休→ 逗子教室新講師 山田美満子先生 

 

色々なイベントも落ち着いたのが

7月も終わりの7月30日

今までとは反対の目が赤くて、何だか様子もおかしい

夜中に一度リラクッションから転げ落ちてギャン泣きしていました

泣いている声を聴いて、ハット目がさめた私。

隣にいたのに・・しまった どこかにぶつけたかな?少し寝てしまっていた

それかな? わかりません いつ。どうなったのか?

明日は、初めての日中数時間お試しディサービスとなる日ですが・・・

 

今度は反対の目がこすれて・・同じように潰瘍状態となりました😨

しかも良く見えていた方の唯一の目です

また点眼の日々です。これには本当にショックでした。

8月に入ってからのジャックは

反対の目の痛み

体の痛み

立ち上げれないもどかしさ

認知症からくる不安定な泣き

見えない・立てない・歩けない・動けない

一人ではご飯も食べられない

そんなこともあって、、、

1分1秒も置いておけなくなりました

夜中にトイレに行こうと少しでもジャックのそばを離れると

もう不安でギャン泣き・・

家族の声と気配と匂いだけが頼りで、いくらそうっと離れてもぱっと気がついて泣いてしまう

 

トイレも 料理も 食事も 掃除も 全ての場面でジャックを抱えながらの毎日となりました

外への買い物など全然無理で

唯一リラクッションで寝ている時間が何かできる時間 ・・

 

ですが、ジャックはリラクッションでも嫌がるようになり

車イスに乗ってとにかく歩きたい・・・

車イスで歩いて・寝て・・・車イスに乗っていることだけがジャックの望みとなりました

 

1回1時間まで 車イスに乗せる時間を決めていても レッスンが続くとそうは言ってられません

その結果 車いす上で暴走することが増えました

もうジャックも訳が分からなくなっているのかもしれません

カーペットはめくれ、床に直接爪を立て暴走してしまいます

疲れて寝てくれれば、まだ良いのですが 走りすぎて心臓が破裂しそうなくらい

過呼吸になってしまいます

 

そしてついに

 

 

8月25日

ここ数日、食べている以外は 1日中殆ど泣いている おかしい

足の爪も伸びているので切りたいのだけれど機嫌が悪くてなかなかチャンスがない

今日は切らないと!

足指から出血を発見し、まさかの前足指の骨折です・・

どこかに爪をひっかけたのでしょう 足の爪が反対に向いてしまっていました

白い毛で見つけられなかった・・もっと早く切っていていてあげれば良かった

大事な時に泣いてくれない!

そういえば患部を触ってブルブル震える感じがあった。やたらに泣いていたのは

これだったのか・・・痛いってギャン泣きしているわけではなかったので、

認知症が悪化してい泣いているのかと・・・本当にごめんm(__)m

 

➀ もう今後は一切車イスに乗せない 生きている限り 自然に痛みが落ち着くのを待つ

→ 強い安定剤を使い、寝たきりの状態でケアをする

 

② 外科の専門医に相談して、歩けるようになるための、何らかの手術が可能か

否かの相談をする→ 積極的な治療をする

 

 

獣医師からはどちらかの選択を告げられました

通常なら➀の選択なのでしょう。これだけの身体状況が悪いのに、でも

良く食べて、歩きたいという意思が強いため、先生も迷っているようでした。

難しい選択ですねとおっしゃっていました。

ジャックは、もう―それは「車いすだせ~」「乗るんだ~」とずっとずっと騒いでおります

ありとあらゆる鳴き方をして、今まで聞いたこともないような表現で「クォーン」「クーンウンウン」

必死に1日中訴えてきました。それを見て「歩きたいんだ」痛くても何でも自分で動きたいんだ。

「生きる」「もう1回車いすに乗れるように希望を持つ」

頑張って連れていきますから、大学病院の専門医までお願いしますと希望。

 

1か月待ちという大学病院の予約でしたが、それから4日後には連絡があって9月の第1週目には

相模原の大学病院へ通院できる事になりました。

最後の5日間は、おそらく娘も、私も、そしてジャックも殆ど寝ていなかったのではないかと思います

包帯やカバーをすると認知症なので万が一誤飲してしまうかもしれない

ということで、患部が全くの放置状態でした

 

寝ている状態 でも右目は瞼が麻痺して閉じないので開いています

 

差し出した左前足の指が骨折しています 痛くて表情も歪んでいます

 

 

食事しながらすぐに疲れて寝てしまう ここはキッチンです

転ばないように周りはクッションだらけ

 

 

とにかくそばにいて、すぐに助けられように一緒に寝るだけ

寝ているのは娘です リビングの床で一緒に寝ています

 

 

こちらが生きている間に最後に撮った写真

食事と薬でようやく落ち着いてキッチンで寝始めたところ

 

 

 

8月最後の週末レッスンは

オンラインにさせていただきましたm(__)m

 

 

 

8月31日の朝 思わぬ時に心臓が止まってしまいました

木曜日は殆どの病院がお休み

緊急措置もできないままに旅立ちました

8月 2度目の満月の日

 

苦しまないように

痛みがないように

自然に長寿を全うしてほしかったのですが

全く反対の終末期となりました

 

あまりに突然だったので

数日はやるせない気持ちでしたが

葬儀までの2日間 ジャックの亡骸と共に過ごして

ようやく見送る気持ちも整いました

生徒の皆様から、本当に心のこもったお花・お見舞いを頂き

ありがとうございました

 

生き物を飼う事

家族として最初に迎えるときは 本当に嬉しいけれど

最後を覚悟を持って臨んでも 悔しさや 後悔は 沢山残ります

家族も ジャックも 私も 最後は できることを懸命にやって

生きたかな・・・

それだけは ちゃんと全うできたように思います

 

自分の仕事を犠牲にしても

ジャックのお世話をしてくれた娘達にも感謝です

まだ時々ふっと 悲しくなりますが

 

自分の気持ちをここにまとめて投稿することで

次のステップに気持ちを進めていきたいと思います

 

 

 

ジャック 14年間 ありがとう 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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